自然からの贈り物の項でスプルースとメイプルについて軽く触れましたが、ここではスプルースを取り上げます。
一言、スプルースと言っても様々な種が様々な土地で生息しています。その中で、古くよりヴァイオリン属の製作に用いられてきた種は次のものです。
学名: Picea abies
英名: Norway spruce
伊名: Abete Rosso
和名: オウシュウトウヒ別名: ドイツトウヒ、ヨーロッパトウヒ、ドイツマツ
マツ科トウヒ属の針葉樹です。



樹木のシルエット、葉や松ぼっくりを見て、おわかりになった方もいらっしゃることと思います。
そうです。クリスマス・ツリーにも用いられています。

さて、ヴァイオリン属にとって最上のスプルースはフィエンメ渓谷のスプルースと言われています。
この生息地図のどのあたりから伐採されたのでしょうか。
次のリンクでGoogle Mapが別ウインドウ、別タブで開きますので、生息地図と比較できます。
Val di Fiemme / 東アルプスのドロミテ山塊に抱かれた、フィエンメ渓谷(Google Map)
世界各地の見ごたえのある樹木を樹種と生息地ごとにマッピングしているウェブサイト
Monumental Trees.com
では、様々な樹木の姿と分布地域を見ることができます。投稿方式なのですべてを網羅しているわけではありませんが、ご参考までに。
ノルウェイスプルースの地図はこちら→Monumental Trees (Norway Spuruce/Map)