ネックに使用するメイプル材を寸法通りに直角の出ている角材に整えました。ネックに使われるメイプルもボディと同様に木取りの様式が決まっているので、これに則して木材から角材に整えてようやくネックに使えるわけです。それなりに手が掛かっているので、これより先に起こる失敗は努力の水の泡となるので、気を引き締めます。
これにテンプレートを当てて、横から見たネックの形を卦書きます。片面が終わったらその反対の面も同様に形を写し取ります。このテンプレートはCADでデータを作り、レーザーカットで切り出しています。時代は3Dプリンターなので、機会があれば何かに活用してみたいものです。



形を写し取れば、あせらずにゆっくりと線の外側に沿って糸のこ盤で切り出します。切り出した後のやすりがけは思いのほか時間が掛かるものなので、以前はその負担を少しでも減らそうと思って線に合わせてぴったりと切っていました。それでもやすりがけは必要なので今は素直に外側を切るようにしています。そうすることで心に余裕も出てきました。
切り出した後は罫書き線を目印にしてヤスリでアウトラインを整えます。


