ニスの過程では段落があり、その都度で進めるべき方向性を再確認しています。
表板であるスプルース材は裏板その他のメイプル材よりステインの着色の影響を受けやすいので、色合いが濃くなりがちです。今はその差を埋め終わった段階で、これから本格的な色付けへと進めて行きます。



光の種類、方向などの条件で見え方が変化するので観察は楽しい時間です。また今後の過程を頭の中でシミュレーションすることで迷いも吹っ切りたいものです。
顔料を切らしてしまい、到着までしばらくかかりますが、何もできないこの時間こそが重要な気もします。
赤系のニスを重ねる予定ですが、摩耗した赤からこの地が見え隠れするようになると良い感じがしそうです。