大型連休では中に打ち合わせなどもあり、これといって出かける予定がなかったことを機に読めていなかった書籍を読むという読書づくしで終わりました。。
20年前は考えにくかったのですが、今では製本されたものより電子書籍や雑誌、PDFがとても便利になっています。
やはり画面を見つめていると目頭の疲れを感じますし、しおり機能を使っても違和感を感じてしまいます。
便利に活用してはいるのですが、やはり大切にしたいものは書籍という形で残したいですね。
読んでいたのは趣味関連の本でしたが、新しいことを知るとつい嬉しくなってしまいます。
2週間ほど前、料理でピーラーを使った時に指先を痛めていたのですが、ようやく具合も良くなったので、作業開始。
モデル: タイタンの表板・裏板のアーチも仕上げたかったのですが、繊細な局面に差し掛かっているので大事をとって後に回すことに。
ということで、モデル: グァルネリ1741の調整です。
しばらく弾きこみということで自分で弾いたり、弾いてもらったりしていたのですが、、
低音域、D線・G線の鳴りや全体の倍音感に不満はなかったものの、欲を言えば高音域に詰まりを感じていた事や重音に纏まりが足りず、棘やバラつきを感じていました。
ですので駒と魂柱を調整したいと思っていました。
弦を張ってから3ヶ月が経過し、指板の高さが落ち着いてきたようなので駒は高さ調整とその高さに合わせて厚みの加工です。
同時に魂柱を内側に移動させようとすると長さが必要になるので、新しく準備し、取り替えて位置も決まりました。
魂柱はかつての位置から駒よりに近付けてG線側にして、強めに立てることに。
結果は良好でG線のハイポジションもクリアに、そしてA線・E線のハイポジションでの重音も一体感を感じられるようになって、つまり感のかわりに伸びやかさが現れました。これまでの違和感は一掃です。
また、魂柱を強めに立てた事や駒を整形した事などから明瞭さ・発音もアップしたのでひと段落がついた次第です。
終わりはありませんし、いつもスタートラインに向かっている途中のような気がしますが自分の中で区切りをつける事ができる充実感は好きです。
曲の中で、特に音階を駆け下りる時、頭の中で考える次に出てくる「期待する音」に対して十二分のに応えてくれました。気持ちが良いですね。
駒も落ち着いたので、今はドミナント弦ですが次に張る弦を考えています。
モデル: タイタンに集中できるようになったので気持ちの良い休み明けとなりました!