ストラディヴァリ1715″Titan”/裏板の荒削り

今日は午前中に昨日手をかけていたネック材の準備(直方体に整形)の続きをしてから、裏板の内側の荒削りをしていました。

ネック材はこのようにほぼ直方体に。まだ完全直方体ではありませんが、準備ができてると気分は軽くなります。特に慎重な作業に入る前には。皆さんは美味しいものを最初に戴きますか?それとも最後に取っておくほうでしょうか?私は最後に取っておく方です。慎重な作業は例えるなら醍醐味、美味しい部分なので最後に集中して堪能したいわけです(笑)。ヴァイオリンのボディを組み上げたらすぐにネックに取りかかれるようにしていると気分が楽です。

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昨日は向かって右側を加工しましたが、今日はその反対側を

一時間も掛からないうちに終わってしまったので、その後は裏板の内側を荒削りしました。表板は3mm厚に均等に揃えて準備万端なので、裏板も準備を。現在は4.5mm厚に均等に揃えた状態です。

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ヴァイオリンの裏板の内側への鑿入れ。最初が肝心

鑿で不要部分を荒取りした後は鉋で。

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鑿入れの後、不必要な部分は鉋で荒削りを

不必要な部分には鉛筆で印をつけておき、その鉛筆跡を消しゴムで消すように鉋で削り落としてゆきます。鉛筆跡がなくなれば、全体のチェックをしてまた鉛筆跡を削るという繰り返しで、均等に近づけてゆくわけです。

厚みが大体揃ってくれば鉋の出番は終わりとなり、スクレイパーの登場です。

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厚みが均等になれば準備は整います。ここからはスクレイパーで厚みを調整しながら

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