ストラディヴァリ1715″Titan”/スクロールを立体的に

ここまで側面方向からのアウトラインを切り出してペグ穴を開けたところでした。その後、正面と背面の前後方向からペグボックスとスクロール部分のアウトラインを切り出します。

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ストラディヴァリ/タイタンの数値に基づいてマーキングを施します

デバイダー(コンパスで両方とも先端が針になって距離を測り、移しとるツール)で中心線を基準に詳細データに基づいて各所の距離を測り、写し取ってゆきます。アウトラインに沿って切り出した時点では中心線は無くなっているので直方体の形を残しているうちに中心線を罫書いておきます。

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ヴァイオリンのスクロール/余分な箇所の切り落としはノコギリで

渦巻き部分は最終的に彫刻という形をとりますが、段差に沿ってノコギリで切り落とす部分が大半です。彫刻と言っても最終的な形を整える程度でしょうか。

ただ、各段階で目標とする形状があるので、その点はきっちりと踏まえておかなければ後半で手間取ってしまうこととなります。形が整わず、整形しているうちに違ったものになっていたということになっては元も子もないわけなので。。

途中経過は撮影できませんでしたが9割ほど仕上がったところで、ひとまず撮影してみました。

夜中に書いた文章は翌日に読んでみると何を考えて書いたのかが解らなくなることが多々ないでしょうか。

スクロールを含め、各作業の段階を撮影して少し時間が経ってから改めてみてみると気になるところが見つかりやすくなります。ヴァイオリンの録音練習と同じですね。少し客観的になることがヴァイオリンの製作でも重要です。

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今回はスクロールの側面を少し深めに削り落としたので縦方向の彫り込みもやや深めにしてみましたがシャープな印象にも関わらず、彫りの深さが気になるという訳ではないのでバランス良い彫り込みになったように感じます。これから指板の準備などに作業は進みますが、折々でスクロールの修正を加えてゆきます!

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