ストラディヴァリ1698″Joachim”/モールド(内型)の仕上げ

モールドの仕上げです。ロング・パターンのモールドを実際に使用できる状態にします。

切り出した状態では各コーナー部分とネックの付け根、エンドピンの差し込まれる場所などがそのまま残っている状態です。ここにブロックを取り付けて各横板の支柱となるようにするためにモールドから、その不要な箇所を切り落とします。まずは切り落とし部に印をつけます。

各ブロック材が取り付けられる箇所を切り落とします
各ブロック材が取り付けられる箇所を切り落とします

切り落とすとモールドが最終的に完成します。

不要な箇所を切り落としました
不要な箇所を切り落としました

せっかくなので比較を。下の画像では左が1715 the”TITAN”でボディ長は352mmです。右がロング・パターンでボディ長は362mmなので10mmの差があります。

比較1
比較1

「比較1」ではあまり変わらないようにも見えますが、「比較2」のようにヴァイオリンのエンドピン側で揃えて重ねてみると一目瞭然で興味深いものとなります。ボディ長が短い”TITAN”のロウアー・バウツ(ヴァイオリン下部の膨らみ部分)に比べ、ロング・パターンはボディ長が10mm長いものの、ロウアー・バウツはこのように狭くなり、なで肩状になっています。差がわかりやすいように”TITAN”のモールドの上にロング・パターンのモールドを重ねています。

比較2
比較2

「比較3」ではアッパー・バウツ(ヴァイオリン上部の膨らみ部分)の差が大きくなっています。わかりやすいようにロング・パターンの上に”TITAN”を重ねています。

比較3
比較3

これは内型になるので、内部容積はこのサイズとなることを考えれば、ロング・パターンの高音側の音色はダークな感じになるのかなと想像しています(現状での推測です、他要素もあるので結果が楽しみで仕方ありません)。

これらのブロック材をコーナー部などに接着します
これらのブロック材をコーナー部などに接着します

準備しておいたブロック材を膠で接着してゆきます。型から外すときには外しやすく、なおかつ製作途中で外れてしまわない程度の濃度で留めてゆきます。

接着中
接着中

表板、裏板、横板の準備は整っているので、ブロックがモールドにしっかりと接着されれば横板の取り付け作業に移ります。

 

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