デイヴィッド・ギャレットがフランクフルト・ミュージック・プライズ 2017を受賞することとなったようです。
12歳でグラモフォンと契約を交わし、音楽界にとどまらず多方面で活躍するなど多才なデイヴィッド・ギャレットは、年間で音楽界にもっとも貢献した人物に贈られる賞であるフランクフルト・ミュージック・プライズ 2017を受賞するとのことです。
デイヴィッド・ギャレットはクラシックに限らずクロスオーヴァーにおいても実験的かつ魅力的なパフォーマンスで魅せてくれます。根底の技巧があってこそのクロスオーヴァーと言えるのではないでしょうか。
アルバム”Rock Symphonies”ではメタリカやニルヴァーナ、ガンズ・アンド・ローゼズのカヴァーやバッハのトッカータやヴィヴァルディをロック風にアレンジしたりと、好きな方にはとても魅力的な内容になっています。もっとも、このようなアレンジはこれまでもありましたが、個人的にはデイヴィッド・ギャレットは垢抜けた、都会的な印象を受けています。
そのため、彼のコンサートに来る来場者の多くは彼を通してクラシック音楽に初めて触れることが多いとのこと。わかる気がします。メタリカやガンズンを聞いて、垢抜けたアレンジのクラシックを耳にすると「もっと知りたい、聴きたい」という衝動に駆られるのではないでしょうか。
このようにクラシックには触れていなかったより多くの聴衆にクラシックを伝えたり触れる機会を設けているということが貢献となり受賞につながったそうです。
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イタリアのクレモナのホールでデイヴィッド・ギャレットがストラディヴァリとグァルネリ”デル・ジェス”を試奏する動画もどうぞ。