ヴァイオリン製作への愛

「寝ても覚めても◯◯」とは言いますが、私の場合はヴァイオリンが当てはまります。皆さまは何が当てはまりますか?ヴァイオリン製作への愛とは、情熱でもあるわけです。

ヴァイオリンを製作するに至る最初のきっかけは幼少期に習っていたクラシック・ギターの音色だったように感じます。子供の体には大人用の楽器はとても大きい為、練習に疲れた時には耳をギターの「なで肩部分」に当てて枕がわりに休みを取ることもよくありました。

その時に、何気なく弦を爪弾いてみると、それまでとは全く違った音色が聴こえたことの感動は今も忘れることがありません。とても澄み切った綺麗な音で、一つの音をずっと聞いていたいと感じたことを覚えています。

その後、練習でパガニーニの存在を知ってからはヴァイオリン曲を聴くことがとても好きになり、ギターでもヴァイオリン曲を弾いてみたりとしていたわけですが、ヴァイオリンを演奏する機会は得られないままでした。

音色に興味があったこと、ヴァイオリン曲が好きといったことが今の自分自身を作っているのだと思います。

ヴァイオリンのレッスンを受けようかと考え始めた頃、「敵を制するには敵を知るべし」との考えから楽器の構造を調べ始めたわけです。今思えばここがスタート地点だったのです。その時はヴァイオリン製作の泥沼を知らず、興味本位で物事を進めていました。

ヴァイオリンの構造が頭に入ると、本来ものづくりが好きな私の場合、製作することを始めてしまいました。最初は独学でしたが、限界を感じてからは製作家に師事し、多くのことを学び、またディスカッションを繰り返してきました。

点と点が繋がり線になった時の喜びが得られる反面、新たな点が現れて挑戦状を差し出してきます。それまで得たことを基に、新たなチャレンジが始まります。その繰り返しなのですね。

ヴァイオリン製作の難しい部分。楽器の奏でる音色、トーン・ウッドの質、製作技法など多岐に渡りますが、「どれだけチャレンジを続けることができるのか?」そして「どれだけハードルを上げることができるのか?」ということなのではないかなと、10年を経た今、ようやく気付き始めてきました。

就寝前の読書はヴァイオリン関連、日中は製作や調整/修理、休みの日はオンラインで情報蒐集の日々です。このような日々を送ることが出来ていることにも感謝しかありません。

 

過日、105問で構成されている性格診断があったのでトライしてみました。質問項目が多い為、詳細に分析できるということが触れ込みでした。

その結果が下の画像です。性格を8つに分けてくれていますね。(SMとは単なる私のイニシャルです)

ご興味のある方はこちらから診断できます

Kjl7Knx6lNL3t6M6CZ4

比較的、自分を客観視することが多いのですがこの8項目をみて、そのどれもに共感してしまいました(笑)

★石橋を叩いて壊す=全てが頭に入っていないと何もスタートできません

★腰が重い=上の通り、頭の中に全てが入るまで動くことができません

★迷惑なほど頑固=あまり意識したことはありませんが、家人にはよく言われます

★協調性が高い=共感することが多いので、そのような気もします

★本質をすぐに捉える=嬉しいことですね、本質を知りたがるという方が近い気もします

★ガラスのハート=その通りかもしれません、すぐに欠けてしまいます

★少し優しい=本当はもっと優しいのですが、シャイなので少しだけなのでしょう

★一匹狼=全てを自分で負担しがち、人任せは不安な性格なのです

 

閑話休題、上の8つを眺めていると、自分の性格がヴァイオリンを製作することに生きているようにも感じます。

一人で黙々と本質を手探りしながら見つけ出し、製作作業を進めてゆくには良い性格なのかもしれません。

 

ヴァイオリンへ愛を込めて

 

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