ポーセリン・ドレープ・レース・ドール

作業もひと段落ついたので、昨日は九段下での用事を済ませて南青山まで足を伸ばしました。

染花とレース・ドールの作品展のお知らせをいただいたので、伺ってみました。

roundicon

染花もレース・ドールの初めての鑑賞でしたが、素敵という一言に尽きます。どのような人形なのかと文章でご説明するより見ていただいた方がわかりやすいと思いますので、まず、数枚を。レース・ドールは全て磁器とのことでした。

01

 

02

 

03

磁器の繊細な人形ですが、着せられているお服も磁器とのことです。。ドレスがあまりにも精緻なので磁器でできているとは思えないほどでした。綺麗で素敵ですね。

 

レース・ドールとは
レース・ドールは「ポーセリン・ドレープ・レース・ドール」というそうです。名前にドレープと入っている通り、ドレスのドレープも特徴なのですね。

レース・ドールは18世紀後半のドイツから始まったそうです。18世紀初めのころ、ドイツのマイセンで生まれた西洋磁器が発展するにしたがい磁器置人形の技術革新も手伝い、新技術として誕生したのがレース・ドール。18世紀後半にドイツのザクセン州・チューリンゲン州で発祥したそうです。

その後、ドイツの磁器は知られるようになってもレース・ドールは広く知られず、趣味としてレース・ドールが育まれ、日本には1970年代後半に伝えられたそうです。

 

こんなに細かく磁器を仕上げるのは気が遠くなりそうですが、面白いのは用いられている技法でした。

型で人形のボディを作り、ドレスを着せて焼き締めや本焼成など幾度かの窯入れの工程を経て仕上がるというのが大まかな流れです。

ポイントは焼成にあるとのことでした。

ドレスには布地のレースに磁器泥漿(ドロ)を染み込ませたものを使用することで、焼成で布地のレースは燃え尽き、磁器泥漿(ドロ)が残ることで精緻なレース模様の磁器になるということです。

仕組みは分かっても、布地への磁器泥漿の染み込ませなどの準備、デザインの構成や感性、焼成の手間や絵付け、彩色のどれもが奥深いものです。

roundicon

体験
作品展ではワークショップも開催されていて、私も体験してきました。限られた時間なので題材は小さな女の子です。

ボディとお顔の絵付けまで準備をしていただけているので、体験はドレスと髪飾りになります。

髪に色付けし、ドレスを着け始めたところです。

04

布地のレースに磁器泥漿(ドロ)が染み込んでいるのですが、とても柔らかいので綺麗なドレープを作るのが難しかったのですが、手伝っていただきながら何とか。

接着部分は磁器泥漿(ドロ)を流し込んで固定させます。

05

次のレースの準備です。ドレープを作って人形のボディに巻きつけてゆきます。

06

途中、写真を撮れる状況ではなかったので、次の画像は完成したものです。。

実は髪飾りのバラを作るのが非常に難しく、写真どころではありませんでした。

土が程よい水分を含んでいるうちに花びらを作ってバラにしてゆくのですが、形を整えていると乾燥が進んでしまって土がボソボソとしてしまい失敗してしまうので、短時間で作らなければならないという部分で躓きました。。。

何とか一輪は作れたのですが、もう一輪は先生に作っていただきました。

07

最後に両手がつくのですが、現段階ではこのままの状態です。

08

左のピンクのドレスの女の子が完成された人形です。ワークショップでの女の子も焼成するとベージュ色のドレスからピンクのドレスに色が変わるとのことです。

このように製作段階では色付きの土でも磁器泥漿(ドロ)の色なので、仕上がりの色のバランスも見えづらい中で作られているのですね。

また、焼成で焼き締まるため、大きさも一回り小さくなるようです。

09

参加者さんの作品(左)と先生のお手本(中央)と並べていただきました。この後、焼成をしていただいてからお渡しいただけるそうです。髪の色付けをしているところから愛着が湧いていたので、受け取りが今から楽しみです。

工房のどこに飾りましょうか。ちなみに完成すると枯れ葉のように脆いので取り扱いに注意とのことです。

10

roundicon

製作では横板をモールドに取り付けられたので、ライニングを施しました。

ライニング材用に製材した板から必要な幅を切り出してゆきます。

11

多めに製材したのですが、実際に使用するのは数枚の板です。一枚の板から5本ほどライニングを切り分けることができました。

12

各部に合わせてライニングの長さを切り分けて準備です。

13

裏板側、表板側ともに曲げ加工を施しました。あとは接着してゆくだけです。

14

膠の乾燥時間などを含めてヴァイオリンとヴィオラでおおよそ1日掛かりました。

15

これでリブの完成です。

リブが楽器ボディのアウトラインを決定づけることや、その構造的な面から、個人的には建築でいうところの基礎づくりのように感じます。

これから音響を左右する裏板と表板に移るのでワクワクしています。

16

 

ヴァイオリン製作販売ホーム

ヴァイオリン製作ブログ

ヴァイオリンのオーダーメイド

弓のリヘア

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中