12月に入り、北部では大雪のニュースなども耳にするほど寒さが厳しくなってきました。工房でも最初にすることはエアコンのスイッチを入れること。。本当に寒いです。私が小学生の頃は子供で代謝が良かったせいなのか?Tシャツ&半ズボンで冬を乗り切るという謎の学校内規律がありました。。昨今の気候ではまず無理なイベントですね。そう思えば昔は今ほど寒さが緩やかだったのかもしれません。
さて、前回の投稿からしばらく時間が空いてしまいましたが、ヴィオラのパーフリング、ヴァイオリンの裏板側のパーフリンが済み、残すはヴァイオリンの表板側のパーフリングのみとなっています。
事務作業などがありましたので、ペースは落ち込みましたが、時間をかけてパーフリングを入れることが出来ています。コーナーの合わせ目なども入念に施すことができたので結果的には良かったのかもしれません。
ボディを組み立ててからパーフリングという手順では、パーフリングが楽器の表情を決定づける大きな要素なので画龍点睛を欠くわけにはいきません。もちろん、アーチの膨らみやF字孔も表情の要素です。
ヴィオラのパーフリング作業中に撮影していた一コマ。
個人的にはこういった半完成の絵が好きです。その時にしか見られない風景であったり、構造がわかるような絵ですね。
ヴァイオリンの裏板側も撮影しました。以前のブログで、木釘について記載した部分です。木釘を使用して組み立てて、その木釘の上にパーフリングを象嵌するパターンの細工です。以前も触れましたが木釘の有無で楽器の良し悪しが決まるわけではありませんが雰囲気は大きく変わります。
このように木釘の半分ほどをパーフリンが覆っていると、リブから内型を外した後に裏板と表板を組み立て、その後にパーフリングを入れたという手順がはっきりと判ります。そのため、この細工が施された楽器を見ると、その楽器が送ってきた過程をまざまざと想像することができ、思いを馳せることができます。
そういう意味では味わいが現れる部分ではないでしょうか。
記事をアップするのはパーフリング加工が終わってからと考えていましたが、当工房がオンラインストア運営に利用している運営サイトからクーポンのお知らせがありましたので、早めにブログ更新としました。
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