ヴァイオリン・キットを製作

久しぶりのブログ更新となりました。日常について大きな変換点を迎えております。皆さまにおかれましては無理のない範囲で活動し、発想も柔軟に、そして何よりも健康第一でお過ごしできますこと心より願っております。

文章をじっくりと練りあげる時間を作ることが出来ず、本ブログと趣味のブログも更新が止まっておりましたが、こちらは普段通りにメンテナンスや毛替え、そして製作の日々が過ぎてゆき今に至ります。

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ボガーロ&クレメンテ

台風19号ハギビスの爪痕から復興まで、まだまだ時間がかかる事と思います。当工房の地元、春日部の通称「地下神殿」もフル稼働したとの事ですが、自然の猛威を肌で感じました。幸いにも被災を免れた私自身が出来る事は被災でヴァイオリンへダメージを受けられた方々へ無償でリペアを承る事しかできませんが、お力になれればと願っております。

本ブログ末尾にお問い合わせフォームを掲載しておりますので、ご連絡いただけますと折り返しご連絡させていただきます。

また、各地のお客さまには個別にご連絡させていただきますので、その際にはどうぞよろしくお願いいたします。すぐにでもご連絡をと考えておりましたが、落ち着かない状況では再建が先決と感じましたのでご連絡を控えておりました。

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ホワイト・ヴァイオリン A.Stradivari Forma “G”

いよいよ夏となり、近所のお祭りの賑やかさに風情を感じる今日この頃です。皆様は如何お過ごしでしょうか?

先月の今日頃にブログを更新して、気がつくと1ヶ月が経ってしまいました。いつも心の片隅にブログ更新を考えているものの、写真の現像などを後回しにしているとついつい遅れがちとなります。そのような状態ですが、ストラディヴァリの内型”G”モデルは大凡ホワイトで完成しました。

今回はこの1ヶ月を振り返るような感じで時系列で更新してみたいと思います。

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サウンド・ボックス A.Stradivari Forma “G”

6月も、あっという間に残り3日となります。

もう半年が過ぎようとしていることを考えると時の流れの速さに驚いてしまう今日この頃ですが、残りの半年をどのように活かすことが出来るのか期待もあります。

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アーチング

平成から令和と時代が変わり、10連休という日々が続きましたが良い休日をお過ごしになられましたでしょうか?

誰もが休日というわけではないですが、代休などこれから楽しみにされていらっしゃる方も良い休日をお過ごしください。

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横板・リブ(ガーランド) -1-

春の陽気を感じたのもつかの間、寒暖差が大きかったりと体調を崩しやすい時期ですがお身体にはご自愛ください。とくに花粉で悩まされてらっしゃる方々も多いかと思いますが無事に乗り切られるよう願っております。

自分自身も集中していると水分補給を忘れがちで、脱水症手前になることもあり反省しています。1度、脱水で入院したのですが、その直前の感覚を覚えていて、早めに気づく事が出来るようになりました。水分補給のため工房にコンパクトな冷蔵庫を置いておこうかなと考えている今日この頃です。冷蔵庫があればお客さまにお飲み物もお出し出来るので、良いデザインが見つかり次第設置しますので工房でもゆっくりとお過ごしください。

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“G”モデルのブロック接着と板接ぎ

いろいろと製作を進めていますが、今回はストラディヴァリの木型”G”にブロックを接着しました。”G”の木型を作るだけのつもりでしたが、どうしても使ってみたくなったので製作に取り掛かることに。

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ストラディヴァリの木型(1)

久々のブログ更新です。

昨年末は次から次へと電子機器が寿命を迎えてしまい、総入れ替えをしました。かれこれ10年は使えたので、現在の一般的なサイクルから考えると長持ちした方だと思いたいものです。

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アントニオ・ストラディヴァリ 1716 “メシア/メサイア” モデルの完成と旅立ち

2017年10月より手掛けていたアントニオ・ストラディヴァリ 1716 “メシア/メサイア” モデルが最終調整を終え、無事に完成いたしました。

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ヴァイオリンの歴史的コンセプト

先月、製作を終えたストラディヴァリのメシアが完成しました。完成直後に貸し出しとなり、非常に良い評判をいただいております。いかなる内容であれ『フィードバック』は貴重であると同時に励みになり、製作の原動力となります。
今後もヴァイオリンのみならず楽器についてのさらなる見識を深め、製作へ活かすことが出来るよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

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ネック・スクロール、そしてヴィオラのエクステンデッド・ナットについて

2018年の幕開けはスクロールから。渦巻きの加工には気を配る部分が多く、頭の中まで渦巻いてしまいます。今回も製作の雑記ですがお時間があればお付き合いください。

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パーフリング、スライダー、ネック材など

クリスマスは良いお時間をお過ごしになられましたでしょうか?

このブログをお読みいただいている皆さまはいつも芸術に身をおかれていると思いますが、芸術の秋をすぎると一気に年末ですね。

それぞれ一つの更新をと考えていましたが、パーフリング、弓のフロッグのスライダー、ネック材と一度に更新です。。。

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オンラインストア:クーポンのお知らせ

12月に入り、北部では大雪のニュースなども耳にするほど寒さが厳しくなってきました。工房でも最初にすることはエアコンのスイッチを入れること。。本当に寒いです。私が小学生の頃は子供で代謝が良かったせいなのか?Tシャツ&半ズボンで冬を乗り切るという謎の学校内規律がありました。。昨今の気候ではまず無理なイベントですね。そう思えば昔は今ほど寒さが緩やかだったのかもしれません。

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アーチの仕上げと板の削り出し

めっきり冬らしくなりました。秋がなかったという声もちらほら。本当に寒いもので、暖房をつけ始めているのですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?秋の味覚は堪能できましたでしょうか?

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パーフリングの埋込とヴィオラの準備

最近は雨模様が続いて湿度もあるせいか、さっぱりとした「秋」を感じられませんが、この天気が終われば秋本番でしょうか。楽器製作も秋から気分が盛り上がり、春先にクライマックスを迎えるような感じもします。

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アンドレア・アマティ1573″Payne”/2つのネック・スクロール

スクロールに取り掛かっている間、ストラディヴァリのロング・パターンのニスを進めていましたがスクロールの完成よりも以前にロング・パターンのセットアップが終了しました。

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アンドレア・アマティ1573″Payne”/F字孔

この一週間は表板と裏板のチューニングで神経を使いました。そのチューニングも無事、設定通りのチューニングとなりようやく表板と裏板が揃った状態です。

一山超えてアンドレア・モデルについても、しばしの安堵です

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アンドレア・アマティ1573″Payne”/厚み出し

トップ画像の通り、ノミで荒削りを進めていました。何も考えず(少しだけ気を使いますが)にサクサクと削ってゆくことが出来るので、とても気楽なものです。

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アンドレア・アマティ1573″Payne”/表板と裏板の切り出しなど

大型連休のGWも終盤を迎えつつありますが、良い思い出は残りましたでしょうか?

このGWの期間、工房では”アンドレア・アマティ”モデルに取り掛かる傍、修理/調整などをじっくりとこなしておりました。。

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ストラディヴァリ1715″Titan”/ヴァーニッシュを終えて

満開の桜もあっという間に葉だけとなり、暖かい日差しを感じられるようになってきました。いかがお過ごしでしょうか?

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