ロングパターンのヨアヒムと並行してタイタンのニスをゆっくりと時間をかけつつ進めています。
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グァルネリ・デル・ジェス1741/グレイジング
下地の準備とベースになる色合いが決まったので、グレイジン(着色)で色ニスを重ねて行きます。
透明色の色ニスを重ねてゆくことで、徐々に色の深みが出てくるのでニス塗りの一番面白い行程だと感じています。光の種類(自然光や白熱灯、蛍光灯など)で色の見え方が変わりますので、どの程度に色を付けてゆくかは悩みどころですが、確認作業も面白いものです。
グァルネリ・デル・ジェス1741/ひと段落
ニスの過程では段落があり、その都度で進めるべき方向性を再確認しています。
表板であるスプルース材は裏板その他のメイプル材よりステインの着色の影響を受けやすいので、色合いが濃くなりがちです。今はその差を埋め終わった段階で、これから本格的な色付けへと進めて行きます。
グァルネリ・デル・ジェス1741/ニス、急がば回れ
楽器と同じくらい、若しくはそれ以上に語られる機会の多いニス。もちろん奥が深いです。
ニスを作る事から始まり、塗り方やその塗り重ね方、そして仕上げまで続く訳です。これには木工と違い、じっと耐える忍耐力が必要となります。待つことです。